『いえでをしたくなったので』/リーゼル・モーク・スコーペン
こんばんは、2月3日(日)。今日は節分ですね。
今年の恵方は東北東75°だそうで、目の前をテレビにしてもくもくと食べました。
本日読んだ絵本は『いえでをしたくなったので』。
リーゼル・モーク・スコーペン/著
ドリス・バーン/絵
松井るり子/訳
◇◇◇
家でたくさん悪さをしたきょうだいたちが、
荷物をまとめてみんなでおひっこし。
ひっこし先はみんなの大好きな木の上の家。
ことりたちのさえずりを聞きながらお茶を飲み、
素敵な時間を過ごしていましたが…。
◇◇◇
粗めのペン画が素敵な絵本。
モノクロなのに、まるでその場にいるような臨場感のある絵でした。
特に、こどもたちの楽しそうな顔と落胆の表情の差に、思わず笑みがこぼれました。
おさないこどもが両親のもとを離れて、
秘密基地で悠々自適なくらし。
いつまでも続くはずがないその非日常を
心から楽しんでいるこどもたちがとてもまぶしく見えました。
この絵本、文章が常に5音か7音なんです。
黙読していると、妙に言葉がするする入ってくるなあと思っていたのですが
なんと全てそうでした。とっても読みやすい!
声に出しても読んでみましたが、
詩をよんでいるようでとても読みやすく、
読み聞かせがしやすそうな絵本だなと感じました。
(翻訳前の文章も少し見てみましたが、特にリズムにこだわっている風ではなさそうでした。英語に明るくないので理解できなかっただけかもですが(笑))
あと、裏表紙のくま家族がとーってもかわいい。(笑)