チョコミントという文化
タイトルが仰々しいですが、ただのチョコミント好きによるチョコミント事情の考察。
チョコミント。
近頃コンビニでもスーパーでも至るところで目にするこちらの商品。
デパ地下の高級そうなお中元用のお菓子屋さんでチョコミントの文字を見た時はびっくりしました。
てっきりコンビニの期間限定の流行りで、すぐ店頭から消えると思っていたチョコミントがこれほど息の長い商品になるなんて夢にも思いませんでした。
初めてチョコミントを食べた時から、ミントのスースーとチョコの甘ったるさが交わる何とも言えない味の虜になってしまっていた私にとっては、
チョコミント商品に溢れるコンビニは楽しくてしょうがないのです。
(ただ、ヒットしたものに抱きがちな、「言っとくけど、流行る前から私はこれを推してたからね!!!!ミーハーなわけじゃないから!!!!」という感情を抑えきれないのも確かですが)
そんな一市民の個人的な感想はとりあえず置いておいて。
この記事でお話ししたいことは以下の2点。
1. これからチョコミントはお菓子界のどのポジションに位置するのか?
2. チョコミント好きってどういう味覚してるの?
まず1。これからのチョコミントのポジションについて。
お菓子・アイス界にははっきりとした序列があります。(個人的な見解です)
第一群は、ストロベリー、チョコレート、抹茶。大体のお菓子やアイスにこれらの味ってありますよね。
多少の好みはありつつも、これらの味が嫌い!理解できない!と思われる方は少ないのではないのでしょうか。
私もイチゴはあまり好きじゃないですが、ハーゲンダッツのストロベリーはめちゃくちゃ美味しく感じます。(笑)
第二群は、ソーダやレモン、オレンジなど、爽やかなフレーバーでしょうか。
どんなお菓子にもあるわけではありませんが、世代や性別を超えて一定の人気を誇る味と言えるのではないでしょうか。
そして、第三群。
塩バニラやココナッツなどのちょっと変わり種、ここにチョコミントも入ってくるのではないでしょうか。
これらの味は、期間限定発売のものが支持を得て、常に店頭に並ぶようになったものです。
現在のチョコミントブームはかなり異常で、他のものに比べて圧倒的な支持を得ているといっても過言ではないと思われます。(どのコンビニへ行ってもチョコミントのお菓子やアイスばかり見かけます)
この異常なチョコミント推しがいつまで続くのかはわかりませんが、少なくともこれからチョコミント味が店頭から完全に消える、ということは考えにくいでしょう。
チョコミント好きの個人的な意見として、スーパーカップチョコミント味だけでも、スーパーの端にひっそり残り続けてほしいなあと切に願います。
次に、2. チョコミント好きの味覚についてです。
チョコミントほどお菓子の中で好き嫌いが分かれるものはないでしょう。
筆者のようにチョコミント味を見つけたら何でもかんでも買ってしまう狂人もいれば、チョコミントの味を想像しただけで顔が歪む人もいます。
どっちが普通の味覚か、なんて結論の出ない話をしてもしかたありませんが、嫌いな人からしてみたら、我々チョコミン党の味覚は理解できないのでしょう。
正直に申し上げますと、チョコミントが嫌いな人の理由は理解できます。
キシリトールやミントのよく効いたガムやタブレットを、ミントの味が食べたい一心でむさぼる人はそう多くはないでしょう。チョコミント嫌いの方がよく言われる、「歯磨き粉を食べているみたい」という表現もあながち間違ってはいなくて、口がスースーするものって、大抵目覚ましか口のケアのために使用するものです。
ですので、チョコミントが嫌いな人の気持ちは何となく分かります。
でも、好きなんです。チョコミントが。
どうしてこんなにチョコミントが好きなのか、私はこの数ヶ月ずっと考え続けていました。ミント味が嫌いな人がチョコミントを嫌うのは分かりますが、普段よくミント味のタブレットを噛み砕いている学生や社会人にもチョコミントは食べられない、という人は多くいます。
そのような方々と、我々チョコミン党の違いって一体何なんでしょうか。
その問いは、ある友人の言葉が解決してくれました。
この言葉は、全国全世界のチョコミント好きにとって人生の教訓となりうるのではないでしょうか。
「チョコミントは、歯磨き粉を合法的に食べられるもの。」
これを聞いた時私はのけぞりました。そんなに端的にチョコミントを表現できる言葉があったのかと。
そうです。何を隠そうこの私も、小さい頃歯磨きのたびにこっそり歯磨き粉のチューブから少しだけ出して、しゃりしゃりとしたあの独特な味を楽しんでいました。
分かる人には分かるはずです、あのどうにも背徳感のある、しかし楽しい行動。(人の歯磨き粉をチューチューしていた人はまた別問題ですが)
まあ歯磨き粉を食べるのが非合法なわけでは決してないんですが、あのスースーした美味しさを人前で堂々と食べられるチョコミントに、私はすっかり取り憑かれました。
「チョコミントは歯磨き粉の味」はあながち間違ってないのだな、と私は痛感しました。だって歯磨き粉、好きですもの。
チョコミント好きが全員歯磨き粉を食していたわけではないでしょうが、少なくとも、歯磨き粉をこっそり舐めたことのある人にとって、チョコミントは美味しいと感じられるのではないでしょうか。
さて、そろそろこの暴論も締めくくりです。
2000字超えのチョコミントに対する愛を簡潔にまとめますと、
・チョコミントはいつか店頭に日常的に並ぶ商品になりうるだろう
・チョコミントは確かに歯磨き粉に似ているが、美味い
ということが言いたかっただけなのです。
最後に、オススメのチョコミント商品を紹介して終わりましょう。
まずはあまりにも有名なこちらのアイス。
明治さんのスーパーカップ、チョコミント味。チョコミント好きならこの商品の復活を喜ばない者はいないほどの、チョコミント界の王様です。
日本のチョコミントって、ミントが苦手な人でも食べられるようにミント成分が控えめなんですよね。コンビニのチョコミントドリンクなど特にそう思います。
しかしスーパーカップは、そこそこのミント感を残しつつ初心者でも美味しく食べられる、チョコミントなのに万人ウケするであろう素晴らしい商品です。
残念なことに私の近所のスーパーでは売り切れてしまいましたが、まだコンビニなどにはあるかもしれません。よろしければ一度ご覧になってみてください。
お次はドリンクです。
これは探すのに手間取りました。出た出たと聞きながらたくさんの店舗を回って、大きな業務用スーパーでやっと見つけたチョコミント豆乳です。
チョコミントに限らず、スタバやドトールの商品をイメージしたドリンクって高カロリーなものが多いですよね。スースーして一見カロリーが低そうに見えて、チョコミントのドリンクってチョコと砂糖が大量に入っている分、結構カロリー爆弾です。
でもチョコミントは食べたい!飲みたい!そんなあなたにぴったりなのがチョコミントの豆乳です。毎日飲んでもカロリーは一本134kcalで、豆乳なので健康志向で飲めちゃいます。
ミント味も控えめながらに確かに感じられて、私はこれをダイエット中のご褒美に欠かさず飲んでいました。かなりオススメです!
この記事を読んで、少しでも多くの方がチョコミントに興味を持っていただけたらなと願います。
スーパーカップがアイス棚に常に陳列される世界になりますように。アーメン。